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診療方針
当院では、地域の皆様の「かかりつけ医」として、患者様一人一人の健康管理のお手伝いをいたします。
特に心臓血管疾患、生活習慣病などの診療に力を入れており、一般的な血液検査や心電図・レントゲン検査だけでなく、臨床検査技師による超音波検査なども用いて診療をしております。
糖尿病や甲状腺疾患などの内分泌疾患については、島根大学医学部附属病院の医師による診療も行っています。
通院が困難になってきた方には、往診や定期的な訪問診療も行っております。
他の病院への紹介が必要な場合には、地域の病院や診療所と連携をとり、症状や疾患に合わせて対応させていただきます。
治療や検査につきましては、患者様に十分な説明を行い、十分なご理解を頂くことを大切にしております。分かりづらい表現や不明な点などがございましたら、お気軽にご相談ください。
高血圧
高血圧症は、原因となる病気が特定できない本態性高血圧症と、腎臓病、内分泌異常、血管異常など、原因となる病気が明らかな二次性高血圧症に分けられ、本態性高血圧症が大部分(90%以上)を占めます。ここでは、本態性高血圧について説明します。
血圧とは、心臓から送り出された血液が血管壁に対して示す圧力のことです。血液は心臓が収縮した時に送り出され、拡張時に心臓に戻ります。心臓が収縮した時の血圧を収縮期血圧(または最高血圧)、心臓が拡張した時の血圧を拡張期血圧(または最低血圧)といいます。
長期の高血圧によって、動脈硬化を引き起こす可能性が高くなります。また動脈硬化が進行すると、眼底出血による視力障害、脳血栓による手足のしびれ、冠動脈硬化による胸痛、不整脈、腎硬化症などが起こります。
脂質異常症
脂質異常症とは、血液中にコレステロールや中性脂肪などの脂質が異常に増加した状態をいいます。
長く続くと動脈硬化が生じ、狭心症や心筋梗塞、脳梗塞、閉塞性動脈硬化症などの病気を起こします。
糖尿病
糖尿病は、食事で摂った糖をエネルギーに変えるときに必要なホルモンであるインスリンの異常から起こる病気です。インスリンの産生や分泌が不足したり、インスリンが十分に働かなくなると、血液の中にブドウ糖が溜まり糖尿病の状態となります。糖尿病を放置しておくと、網膜症、腎症、神経障害、心血管疾患などの合併症が起こります。食事療法や運動療法、薬物療法などをきちんと行い、血糖値をうまくコントロールして合併症を防ぐことが重要です。
当院では木曜日の午後と土曜日の午前中に、島根大学医学部附属病院の医師による糖尿病の診療を行っています。また、食事療法のために管理栄養士による栄養相談も行っています。
不整脈
不整脈とは、心臓の拍動のリズムが乱れ早くなったり遅くなったりする状態です。健康に影響の無い軽度のものもありますが、突然死につながる危険な不整脈もあります。高齢者に多い心房細動は、脳梗塞の原因にもなるので治療が必要となります。動悸などを自覚したり、健診などで不整脈を指摘された方はご相談ください。
狭心症、心筋梗塞
心臓に酸素を送る冠動脈が動脈硬化などによって狭窄を起こし、心臓の筋肉の収縮に必要な血液(酸素)を送りきれないため、酸素不足をきたして胸痛などの症状を起こす病気が狭心症です。狭窄ではなく閉塞によって血流が途絶するのが心筋梗塞です。
高血圧や脂質異常症、糖尿病、喫煙などがリスクファクターになります。命にかかわる危険な病気ですので、胸痛などの症状がある方はすぐに医療機関を受診しましょう。